出産準備「ベビーカーを買う前に知っておきたいこと」
妊娠中のお楽しみといえば、育児グッズ選びです。
その中でも主役はベビーカーではないでしょうか?
多種多様ある中で、わが子を乗せるベビーカー選びは、高級車選びぐらい悩みます。
ここでは整体師の目線で「産後の骨盤におすすめできないベビーカー」について説明します。
産後の骨盤におすすめできないベビーカー
通気性、リクライニング、最軽量、片手ワンタッチ開閉、クッション性、対面式、日除け、王室御用達、オーガニック・・・
ネット検索、お店へ行くも、ベビーカーは多種多様で選考に苦労します。
実は「産後の骨盤におススメできないベビーカー」があります。
それは高機能な「トラベルシステムのベビーカー」です。
ベビーシートとベビーカーが一体となり、2つが着脱式です。
1台で3役の使い方ができます。
- 自宅でバウンサーとして
- 外出用のベビーカーとして
- 車用にチャイルドシートとして
どんなシーンでも赤ちゃんを寝かせたまま移動できるから、赤ちゃんはずっとスヤスヤ、ママはラクラク?
一見、赤ちゃんとママやさしい感じがします。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
感じる魅力は当然。高機能なトラベルシステムのベビーカーの弱点とは?
「トラベルシステム」を使っている方は、来院100人に対して5人ぐらいの割合です。
ダントツに通常のベビーカーを使用をしている方が多いので、こちらの感想を耳にすることが多くなります。
成長に合わせ買いかえ費用がかさむことや、赤ちゃん移しかえる手間など。
そんなデメリットを聞かされると「トラベルシステム」が魅力的に感じてくるのです。
脱着式ベビーカーは、骨盤をゆがめるベビーカー
「トラベルシステム」は産後ママの骨盤をゆがめるベビーカーです。
来院されるお客さんで「トラベルシステム」を使っている場合は、ベビーカーからベビーシートを取り外し、私が持ち運ぶことがあります。
男性の私でも「重すぎる」の一言につきます。
荷重は腰に集まるので、自身も腰を痛めないか心配になるほどです。
それが産後ママのゆるゆる骨盤で抱えるなんてもってのほかです。
当然、腰、背中はひじょうに硬く、骨盤はズレて固まっています。
重さは(ベビーシート+赤ちゃんの成長体重)です。
赤ちゃんの成長することもお忘れなく。
最軽量をウリにしている機種でもベビーシート部分のみで2.6㎏(平成30年現在)
お子様が病院から退院のとき、約3.0㎏+2.6kg=5.6㎏。
四ヵ月検診ごろには、約6.0kg+2.6kg=8.6㎏。
半年ごろには、約7.5㎏+2.6kg=10.1㎏。
お部屋から車へらくらく移動がウリですが、これじゃあ全然らくらくではありません。
想像がつかない人は、お米10㎏スーパーで買い物かごに入れて持ってみてください。
どれだけ重く、負担が大きいか、わかってもらえるでしょう。
まとめ
赤ちゃんのために、ママのために「やさしさ」を求めた選択が自分のカラダを壊しては本末転倒です。
「トラベルシステム」はママの骨盤の声を忘れている商品ではないでしょうか?
整体師がおススメするベビーカーは、あなたの骨盤を大切に守ることができる、着脱式ではない「通常のタイプ」です。
「対面式、軽い、安定感」があれば、赤ちゃんもママも安心です。
妊婦さん、産後ママもお困りのこと、お気軽にお問合せくださいね。
ママの慣れないベビーカーさばきで、スヤスヤ寝むるお子様。
当院は、そんな微笑ましいお二人をお目にできることが楽しみです。