産後骨盤ベルトは「動くとズレる」が、体にはちょうど良い加減です♪

産後ママに人気の骨盤ベルト。使っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

産後ゆるんで開いた骨盤を安定させてくれる骨盤ベルトですが、

感想の多くは「動くとズレる」ことにストレス、不満を感じているようです。

そんな「骨盤ベルト」と上手に付き合うワンポイントアドバイスです。

骨盤ベルトを強く締めすぎていませんか?

みなさん「ひらいているから締めなきゃ」「動くとズレる」という理由から、強く締めすぎたり、長時間の使用していませんか?

それでは血流は悪くなり、老廃物をため込み、体(骨盤)の回復を妨げとなります。

万人に向けてつくられている商品「骨盤ベルト」。

正しく締める「位置」「ちから加減」が曖昧になりやすく、私たちの気持ちとは逆の結果をもたらします。

あなたも感じていると思います。「正しい位置で、なんど締めても、動くとズレること。」

そうなるとズレない位置で、強めに締めておこうとなりませんか?

骨盤ベルト「動くとズレる」が、体には丁度よい。

当院では産後ママには骨盤ベルトの使用の有無を聞くようにしていますが、感想の多くが「ズレる」「きつい」「痛い」3拍子なんです。

みなさん、気づかずに強めに締めているものです。

骨盤ベルトは「動くとズレる」ぐらいの締め具合が、体のためには「丁度よい加減」と思ってください。

ただでさえ産後ママのからだは疲れがたまりやすい状態です。

そんな状況で骨盤ベルトを「強く締めすぎ」だった人は、腰はカチコチ、下半身のむくみがひどくなっています。

産後の骨盤矯正をスタートすると、前半の変化は乏しく、後半の追いあげ必死です。

産後ママは「締めなきゃ」より「休めなきゃ」が大切です。

骨盤ベルトの使用の目安は、産褥期(出産後~8週間)の中で、どうしても動くことが「必要なときだけ」「短時間」にしましょう。

骨盤ベルトで締めると、動きやすくなったり、痛みが楽になることがあります。

自分を含め、周りの人たちも「私は産後のダメージが小さい」と勘違いがおこります。

なかには、筋力が衰えているからと、骨盤ベルトを巻いてエクササイズに励むひともいます。

しかし、産褥期のママの回復には「休むこと」が1番重要なんです。

消極的なように受けとられますが、実は1番積極的です。

「締めること」より「休むこと」が、骨盤や子宮のスムーズな回復につながります。

骨盤ベルトだけでは、骨盤リセットできません。

骨盤ベルト活用したり、YouTube(ピラティス・ヨガ)を観て、自己流で骨盤をリセットを試みる方もいらしゃいます。

ですが、逆に痛みがひどくなったり、体型・体重がもどらず、産後6ヵ月間際に駆け込んで来られる方がを後をたちません。

骨盤リセットは、骨盤ベルトだけでは難しいです。

出産を終えた骨盤はゆるんで「ひらき、ねじれ、かたむき」があります。

骨盤ベルトの効力は「ひらき」を締めて支えることまで。

肝心のゆがみ「ねじれ、かたむき」を残したまま戻すことになります。

出産で赤ちゃんが骨盤を押しひろげてでてくるイメージから、単純に「ひらき」があるから「しめる」だけでよいと勘違いが起こっています。

正しくは「ひらき、ねじれ、かたむき」をすべてをリセットして、新しい骨盤へ再編成することです。

骨盤だけでなく、全体へ目をむけ共同作業です。

出産することで骨盤周辺の不具合を感じやすいことから、みなさん「骨盤」へ意識がいきやすいです。

そのため「骨盤のみ」をベルトで締めてOKにすることや、「骨盤のみ」を矯正をすればOKとするお店には注意が必要です。

釣り合いがとれた整った骨盤は、全身のトータルバランスから作られるのです。

産後骨盤矯正は、例えるならトータルバランスで成り立つ「キャンプのテントを設営する」ようなものです。

キャンプ初心者のあなたは、テントの仕組みや、組み立て手順もわかりません。

1人でテントの設営をしようと試みても、時間はかかるし、体力は消耗するし、ゆるゆるぐらぐらテントの完成になってしまいます。

雨水でヘタってしまうテントでは、不安な一夜を過ごすことになります。

やっぱり熟知している人に、あなたに合ったアドバイスをもらい2人協力して設営したほうが、雨風にも負けないテントがスピーディに出来あがり安心です。

「あーそこ、もう少し力入れて締めてね」

「あーそこ、ゆがんでるからこの位置ぐらいがいいよ」

あたまで学び、こころで感じ、からだを動かす。

繰り返すことで基礎をつくり応用できるようになります。

あなた1人でも釣り合いがとれた整ったテントが設営ができる実力となります。

追伸

産後の骨盤矯正は、正しくは「新しい骨盤を創る」ことです。

今まで悩んでおられた「体のお悩み」肩こり、腰痛、頭痛、生理痛、ボディライン・・・etc

今までのゆがみを清算して「健康ときれい」を同時に手に入れることができます。

それを実現させることができるのが「産後6ヵ月間のゴールデンタイム」です。

産後骨盤矯正スタートの前準備は、「締めなきゃ」より「休まなきゃ」です。

しかし、「休むこと」がこんなに大変なのかと思い知らされるのが出産育児です。

産褥期(出産後6週~8週間)は、骨盤ベルトの適正を守って活用し乗り切りましょう。

そして、検診で問題なければ【・経腟分娩 産後1ヵ月~ ・帝王切開 産後2ヵ月~】

産後骨盤矯正をスタートできるのでご相談くださいね。

この記事を書いた人

神戸垂水整体院 すずらんカイロプラクティック

院長 池田豊周。妊婦、産後の骨盤ケア専門家。二児のパパ。こころとカラダに寄り添い、妊婦さんの「しあわせな出産」、産後ママの「笑顔の子育てライフ」を応援しています。