「マタニティ旅行」を「マタの機会の旅行」にしませんか?

「マタニティ旅行」は、略して「マタ旅」と呼ばれています。

「赤ちゃんが生まれたら、しばらく旅行へ行けなくなる」「生まれるまでに2人で最後の思い出づくり」

といった理由などから安定期に入るとマタ旅を考える方が多いです。

しかし、マタ旅については、賛成と反対のさまざまな意見があり議論されています。

ここでは、マタ旅後に来院される妊婦さんのこと、私が経験したマタ旅のことをふまえ書いています。

素敵なマタニティライフになりますように。

安定期は安定期ではない!? ややこしい!

安定期とは、妊娠5ヶ月~7ヵ月(妊娠16週~28週)頃です。

妊娠5ヶ月頃には、胎盤も完成して、つわりも落ち着き安定する時期という理由からです。

子宮の大きさは大人の頭ぐらいになり、おへその近くまで大きくなります。

お腹も目立ってきたり、いかにも ”妊婦” さんらしくなってきます。

赤ちゃんの筋肉、神経、骨格もしっかりしてきて胎動も感じられるように。

この安定期に入ると産後はしばらくどこへも行けないからと、マタ旅を計画される方は多いですよね。

しかし、安定期は「決して流産や早産が起きない時期」という意味ではありません。

油断は禁物です。気を引きしめて過ごしましょう。

マタ旅もれなく腰痛ついてます。

整体院ならではのお話です。

マタ旅をされた直後に、一番に相談が多いのが「腰痛」

・腰が痛くて 寝返りができない・・・

・腰がじんじん痛くて眠れません・・・

・腰がズキンと痛みまともに歩けません・・・etc

長時間、座りっぱなしが血流を悪くして、腰痛になる傾向にあります。

体を気遣って、移動手段に「車 OR 電車 OR 飛行機」どれが負担が少ないかを考えます。

結局のところ「時間、距離」が長ければ、体の負担が増すことには、あまり大差ありません。

小まめに休憩をとり、動く(歩く)こと忘れずにしましょう。

「マタ旅」を「マタの機会の旅行」の略にしませんか?

たくさんの情報サイトをみていても、マタ旅をおすすめしない意見が多いです。

「私にかぎって・・・大丈夫・・・」と思ってしまう気持ちもわかります。

しかし、何が起こるかわからないのが妊娠です。

忘れもしません。

長男をお腹に授かり妊娠5ヵ月頃です。

私たち夫婦も、旅行が大好きで「マタ旅」しました。

プライベート旅館で美味しい料理を1泊2日。

新幹線と公共のバスをつかえば片道1時間半ほど。

私たちにとっては、近いうちでした。

短時間での乗り換え、休憩をとり、

マタニティでも負担が少なくと計画しました。

しかし、やはり何かが起こるのです。

帰宅と同時に出血です。

バスが座席からおしりが跳ねるほどの運転の荒さ、あれか?

新幹線も以外と振動があったしな?

残暑が厳しい時期、室内と外の気温差がよくなかった?

あれこれ原因を考えても、なにが悪いとかはわからないことです。

わかっているのは「妻は妊婦」ということです。

起こってしまってからでは、後の祭りです。

青ざめて病院へ走ったのを昨日のように覚えています。

幸い大事に至りませんでしたが、反省すべきことです。

説得力にかけるかもしれませんが、経験したから言えます。

マタ旅を「マタの機会の旅行」の略に変更しませんか?

出産はママがものです。先生のモノではありません。

「行って良いですか?」どの先生に聞いても「自己責任で」という答えが返ってくるでしょう。

それは、どのような妊娠期を過ごし、どのようなお産をするかは「ママが決める」ことだからです。

旅行会社の「今しか行けない・・・」「夫婦水入らずで・・・」フレーズに心を揺さぶられます。

遠方の東京ディズニーランドのミッキーにも会いたいです。

近場の 温泉旅館でホッコリも魅力的です。

ですが、楽しい妊娠期を過ごすために、満足いく幸せなお産をするために、

ご主人と、あなたの体(お腹の赤ちゃん)と、しっかり相談して決めてくださいね。

この記事を書いた人

神戸垂水整体院 すずらんカイロプラクティック

院長 池田豊周。妊婦、産後の骨盤ケア専門家。二児のパパ。こころとカラダに寄り添い、妊婦さんの「しあわせな出産」、産後ママの「笑顔の子育てライフ」を応援しています。