「自然分娩」志向にありますが・・・実際は!?
ここ近年、「帝王切開」でのご出産が増加傾向にあるようです。
この便利になりすぎた社会で過ごしてきた女性のカラダ。
出産時の要となる骨盤の筋肉、靭帯が弱りきっています。
そのため難産でトラブルになるケースもあり、
出産時の母子共に外傷も増えているようです。
●帝王切開、20年で倍増 背景に訴訟問題
(朝日新聞デジタル2013年8月11日(日)8時57分配信)帝王切開で出産する人の割合が約19%と、この20年でほぼ倍増している。厚生労働省のデータでわかった。日本産婦人科医会の詳しい統計分析でも2011年に18.6%と、世界保健機関(WHO)が推奨する目安を超えていた。自然分娩では予期せぬ事故が起こることもあり、医療訴訟などを避けたい医療者側の思惑が背景にありそうだ。厚労省による医療機関へのサンプル調査によると、帝王切開の割合は、1990年の10.0%、02年の15.2%、11年は19.2%と増え続けている。
自然出産(分娩)とは、待っていたら自然に赤ん坊が産めるのではなく、自ら獲得していくものです。
出産のときだけ「自然に産もう」と思っていても、なかなかうまくいかないものです。
妊娠期は、お母さんと赤ちゃんの自然分娩への準備期間です。
「自然分娩に向けて、常に前向きに、心と体を整えていく」その過程こそが大切であり、その時に頑張ったという自信はその後の育児の大きな支えになります。
もし、妊娠や分娩中の過程で医療行為が必要となり、結果として、帝王切開や吸引・鉗子分娩になったとしても、やってきた努力が無駄になるわけではありません。
自分や家族にとって大切な新しい命を守るために行ったことです。胸を張ってください。
「生まれてきてくれてありがとう」
「産んでくれてありがとう」
いつの日も、感謝し合えるように。
お腹に宿った瞬間から、悔いの残らぬように真剣に向き合いたいですね。