座り方の習慣による骨盤のゆがみ

産後の骨盤はホルモンの影響でゆるんでおり、とても歪みやすいので日常の姿勢には注意です。

その中でも特に「座り方」が骨盤をゆがめます。よくある悪い座り方の代表例の4つを紹介します。

横座り


両脚を片側に投げ出した座り方です。

横座りは、大体、やりやすい決まった方向があると思います。では、いつもとは反対側でも横座りをしてみてください。

反対側がやりにくくないですか?

違和感がある人は、骨盤まわりの筋肉の硬さに左右差がある証拠です。

片方は伸びて、もう片側はちぢんでクセづいています。骨盤を支える筋肉に左右差があると、骨盤にゆがみができています。

腰、股関節、ひざのトラブルを起こしやすいこと、スタイル面では、ぽっこりお腹や、片方のおしりが大きくなる特徴があります。

仙骨座り

椅子やソファーに浅くかけ、腰を丸め背もたれに寄りかかる座り方です。

骨盤のうしろ側の仙骨(逆三角形の骨)に体重がかかった状態で、続けているとどんどん仙骨が外側へせりだしてズレが生じます。

「お尻の骨が当たると痛い」「腰がズキズキ痛い」となりやすいです。スタイル面では、ぽっこりお腹や、平らなおしりに特徴があります。

 

足を組む

腰を丸め、足を組んだ座り方です。骨盤が左右のねじれる歪みに、片側の股関節のズレが生じます。

仙骨座りと同じように仙骨が外側へせりだすズレも起こります。

「片側の腰から背中がジンジン痛む」「片側のおしりから太ももにかけてシビレ痛む」となりやすいです。スタイル面では、ぽっこりお腹や、片方のおしりが大きくなる特徴があります。

 

 

ぺたんこ座り

脚を両脇に開いた座り方です。

骨盤の底が左右に引っぱられ恥骨痛になりやすいです。

スタイル面では洋ナシのようなおしりになること。

脚のラインにも影響し、足の内と外の筋肉バランスの崩れから、XO脚になります。

まとめ

今回、「座り方の習慣による骨盤のゆがみ」を紹介しました。

ほかにも日常生活の中でゆがみの原因となることを無意識にやっていることはよくあります。

動作そのもには問題なくても、習慣的に繰り返されると、いずれ癖づき「ゆがみ」になります。

育児は、おのずと悪い姿勢での「座り方」が増えてくるものです。

せっかく、骨盤矯正で整えたのに、悪い座り方でゆがめてしまったら本末転倒です。

正しい座り方をどんどん増やすことが、セルフケアになりますよ。

この記事を書いた人

神戸垂水整体院 すずらんカイロプラクティック

院長 池田豊周。妊婦、産後の骨盤ケア専門家。二児のパパ。こころとカラダに寄り添い、妊婦さんの「しあわせな出産」、産後ママの「笑顔の子育てライフ」を応援しています。